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バレンシアは後半から入った3人が良かった。
ホアキンはドリブルで仕掛けることに自信を取り戻したようだし、
ウーゴ・ビアナはこの試合唯一の得点のアシストをした。
シルバはとくに良かった。
敵のコーナーキックを凌いで、こぼれ球を拾って前に運ぶ。
いろんなゲームを見ていて、そこにサッカーセンスを感じることが多い。
シルバはそれがうまい。
サイドに追い込まれながら、緩急をつけたドリブルでキープし続けた。
バルセロナのデコやイニエスタもそれがうまい。
イニエスタは古武術の達人みたいな素早いターン。
デコはボールをうまく自分の身体で隠して前に運ぶ。
試合はセルタにも降格圏を出るというモチベーションがあって、後半とくに白熱しておもしろかった。
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SLAM DUNK
初めて読む。半分まで読んだ。ステキだ。
新しい世界で自分を発見していく姿は、小さな子供を応援する大人の気持ちになるので好きだ。
小説の「フランケンシュタイン」を思い出す。種類は違っても、同じだけの同情をぼくはかのモンスターに抱いたのだった。