子供のころ好きだった図鑑に、脳みそが自分の体をどう認識しているか、図示した絵があった。敏感で、器用に動くところ、たとえば手の指なんかはそれだけ大きく描かれている。それが人間だとわかるのに、奇妙にゆがんだ姿態は、あとですきになった「家畜人ヤプー」や、「マンアフターマン*1と通じる妖しい魅力がある。
養老孟子バカの壁」で「ペンフィールドホムンクルス」として、それらしいものに、25年ぶりで出会った。
でもぼくが見たのは、こういう銅版画チックなのでなくて、保健室の壁新聞みたいなのだったんだけどなああ。

*1:ドゥーガル・ディクソン 太田出版